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「歴史」はオーストリア勢から変わる~またしてもそうなるのか?~ (IISIA研究員レポート Vol.61)

「歴史は欧州勢、なかんずく中欧勢から転換する」とのアノマリー(法則)は、世界史を学んでいれば自ずと認識できるのではないか。近代以降の国際秩序の基本的な枠組みが欧州勢を中心に形成されてきたことを考えれば当然の帰結であるが、他方で、現代においては、「世界の警察官」として登場した米国勢の動向や、中国勢を巡... 続きを読む

2021年11月02日

米医療保険制度という「アキレスの腱」~我が国の政策論争への影響は~ (IISIA研究員レポート Vol.60)

前回の本コラムは、今月(10月)新たに就任した岸田首相が「分配なくして次の成長なし」との方針を示したように、我が国において「分配」をめぐる政策論争がにわかに焦点となったことから、「国民皆保険制度」を中心に社会保障制度の行方について議論した。そして、今回は先進国勢の中でも「国民皆保険制度」から距離を置... 続きを読む

2021年10月26日

ジョン・ソーントンとは何者か ~米中「グローバル共同ガヴァナンス」の真相~ (IISIA研究員レポート Vol.59)

アフガニスタン勢の政府が崩壊する約一か月前にあたる2021年7月14日(北京時間)、ドイツ勢の「フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(F.A.Z.)」紙は、米欧勢が撤退するアフガニスタン勢に対して中国勢が今後コミットする旨を報道していた(参考)。まさに、当研究所がかねてより分析ラインの要諦... 続きを読む

2021年10月19日

“成長と分配の好循環”とは~「国民皆保険制度」をめぐって~ (IISIA研究員レポート Vol.58)

今月(10月)新たに就任した岸田首相が掲げる最も特色ある政治姿勢といえば、就任後初めて行った所信表明演説の中でも表明された「新しい資本主義」というキャッチフレーズではないだろうか。 「新自由主義的な政策については、富めるものと、富まざるものとの深刻な分断を生んだ、といった弊害が指摘されています... 続きを読む

2021年10月12日

「IISIA技術ブログ」Vol.13 更新のお知らせ~時系列予測をさらに究める。自己回帰モデルによるアプローチ

お客様各位 平素より弊研究所をご愛顧賜りまして、誠にありがとうございます。 1月18日(木)「IISIA技術ブログ」Vol.13 を更新いたしました。 タイトル:時系列予測をさらに究める。自己回帰モデルによるアプローチ 以下よりご高覧頂けますと幸いです。 https://b... 続きを読む

2024年01月18日

クリーンな空気がハリケーンの原因か?~米系“科学ジャーナリズム”を読み解く~ (IISIA研究員レポート Vol.86)

先月(4月)12日、経済産業省・資源エネルギー庁は、2022年度の電力需要について、「2017年度以降で最も厳しい」とのシミュレーション結果を発表した(参考)。例によって今夏も猛暑の可能性が“喧伝”されている中で(参考)、電力セクターを巡る騒擾が懸念される。 (図表:2022年度の電力需給の見通し... 続きを読む

2022年05月24日

さらに揺れる「スイス・プライベート・バンク」の行方 (IISIA研究員レポート Vol.57)

先月(2021年9月)、スイス勢のプライベート・バンク「ファルコン(Falcon Private Bank)」が、同国内の銀行として初めて反マネーロンダリング(資金洗浄)法違反で裁判にかけられた(参考)。マネロン対策を主導する政府間期間「金融活動作業部会(FATF)」からは「資金洗浄大国」の汚名を着... 続きを読む

2021年10月05日

「IISIA技術ブログ」Vol.12 更新のお知らせ~LLMを賢くしても国会答弁には使えない?LangChainとChatGPT

お客様各位 平素より弊研究所をご愛顧賜りまして、誠にありがとうございます。 1月4日(木)「IISIA技術ブログ」Vol.12 を更新いたしました。 タイトル:LLMを賢くしても国会答弁には使えない?LangChainとChatGPT 以下よりご高覧頂けますと幸いです。 h... 続きを読む

2024年01月04日

「情報化社会におけるグリーンウォッシングとは何か」(IISIA研究員レポート Vol.56)

来る10月末、国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)が英国・スコットランド勢のグラスゴーで開かれる。地球環境問題の解決に向け、公的機関、企業、消費者の各レベルで対策を推進する努力が続けられている。しかしながら、「環境への配慮」を喧伝する企業は数多くあるものの、実際の効果はどれほどなの... 続きを読む

2021年09月28日

「脱炭素」に直面するイラク勢の焦燥 (IISIA研究員レポート Vol.55)

「9.11米同時多発テロ」から20年が経った。テロ発生から1か月後の2001年10月に米国勢は、これを首謀したイスラム系過激派組織「アル・カーイダ」の首領ウサマ・ビン・ラディンを匿っているとして、アフガニスタン勢への侵攻を開始し、「タリバン」政権を崩壊させた。つづいて2003年3月には、「大量破壊兵... 続きを読む

2021年09月21日