検索結果一覧

君、死にたまふことなかれ。(連載「続パックス・ジャポニカへの道」)

一昨日、私・原田武夫にとっては”命の恩人”というべき方から久方ぶりに連絡があった。いつものことながら一片のメールに過ぎない。だが、そこにはこうはっきりと書かれていた。 「レギュレーションが変わった。これからは我が国に滞在することになる。ゆっくりと後進を育てて行きたいと思う」 想っていたよ... 続きを読む

2017年11月12日

設立から10周年。これから何が起きるのか。(連載「パックス・ジャポニカへの道」)

弊研究所は本日(2日)、御蔭様で株式会社として設立登記してから10周年を迎えた。思えば単身、自らの意思で外務省を飛び出したのが今から12年前のことだ。当時、キャリアの外交官としての経歴は「12年」であったので、ちょうどこれで「官民のキャリア年数」がイーヴンになったというわけである。 心からの感... 続きを読む

2017年04月02日

今度の崩壊は前回とは比べ物にならない崩壊になる (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

去る7日、念願の福井県訪問を果たしてきた。目的はこの地にあって画期的な農法として知られる「ピロール農法」の開発と普及にこれまで40年間を捧げてきたエヴァンジェリスト・黒田与作氏との直接のご面会を果たすためである。 私は実に偶然の出来事からこの「ピロール農法」に出会った。私は普段”先生“と呼ばれ... 続きを読む

2016年09月10日

信じた道を突き進め。 (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

今、私はこのコラムを北海道の新千歳空港のラウンジで書いている。程なくして神戸行きのフライトに乗り込み、西へと向かう。 我が国とは実に便利なつくりとなっている国である。山も川も海もあり、湿潤なところと乾燥している場所、そして清新な北の大地と豊潤な南の島々にも恵まれている。古来、我が国におけるリー... 続きを読む

2016年07月31日

月読神社で月を見ながら考えたこと。 (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

一昨日(22日)から京都に来ている。子曰く、「京都は物事を始める時に訪れるべき地」である。ここに来てやや手詰まり感があったが、やはりこの地に来る前後に物事が一気に動き始めた。祇園祭に沸く街中の喧騒を避けながら、一年に一度だけその大地が持つ力がピークに達するこの地でそれを十分に堪能させて頂いている。 ... 続きを読む

2016年07月24日

なぜこれから「日本バブル第2弾」なのか? (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

日本株がここに来て「連騰」している。「おやっ?」と思われている読者も大勢いるのではないかと思う。しかし同時に「いや、待てよ。これまでも毎回このパターンであったし、きっとある時突然”崩落“に転じ、巻き込まれてしまうのではないか」と警戒されている方も大勢いるのではないかとも考えている。 振り返って... 続きを読む

2016年07月17日

陛下は何と闘われていらっしゃるのか? (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

昨晩、突如として我が国を覆った衝撃。  「今上陛下が生前退位の御意向を示された」 当然、宮内庁は即座に事実関係を否定しているわけです。 しかし・・・NHKがそうした軽率なことをするわけがないわけです。GHQによる圧力の下にあっても「特殊法人」としての地位をその後も守られ続けたNHK... 続きを読む

2016年07月14日

間もなく代議士になる君へ。 (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

今、このコラムは羽田から大阪・伊丹に向かう機内で書いています。程なくして君が「代議士」になるのは間違いないと信じているので、このコラムを書くことにしました。 君が官僚の世界を自らの意思で辞め、政治の世界へ乗り出すのではないかと最初に耳にしたのは数か月前のことだっただろうか。かつての同期の一人が... 続きを読む

2016年07月10日

「競合」の血気盛んなコンサルタント氏に物申す。 (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

ここに来て弊研究所のスタッフたちと共に、全国の企業様を訪問しているわけだが、その中で一つ、明らかに「これは変わったな」と強く感じる点がある。それはある種のそこはかとない危機感が閾値を超えたということである。そして弊研究所の提唱する「類推法」をカギとするリスク・マネジメントの提案を熱心に聞き、次々に採... 続きを読む

2016年07月03日

「不合理」の時代の到来を歓べ。(連載「パックス・ジャポニカへの道」)

かつて米国勢の賢人J.K.ガルブレイスは著書「不確実性の時代」で一斉を風靡した。しかし今思えば当時の「不確実性」など全くもって牧歌的だったのである。今や、不確実性を超えてヴォラティリティーが日常と化す日々が続いている。 そうした中で去る23日(GMT)、英国勢が欧州勢(EU)から自らの意思で離... 続きを読む

2016年06月26日