株式会社原田武夫国際戦略情報研究所

2012年12月号 第3章 および 2013年1月号 第3章 2019年4月1日、次なる元号が「令和」となる旨、発表されました。天皇退位に始まり、新たな日

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どうなる日本の政治(その3・4)「神権政治の時代(その1・その2)」セット

販売価格:10,700円 (税込) 無料会員様向け商品

お一人様:1個まで

2018年8月号 第1章 および 2018年9月号 第1章

 現在進行中の金融メルトダウンが世界中で徐々に政治体制の転換を促し始めている中、「一体なぜそうなのか」「その先にある“政治”は一体どのようなものになるのか」をテーマとして取り上げました。神権政治というと聞き慣れないように思われるかもしれませんが、人類の歴史はむしろそうした政治を執り行ってこなかった時代の方が短いくらいなのです。米欧勢を筆頭に切り開かれてきた国際社会が「神の超越」を追い求めてきたのに対し、結果として「神への回帰」がもたらされることになるのか否か。
 また金融メルトダウンは国際社会全体で“デフォルト(国家債務不履行)”リスクの極大化を招き、これに対処する能力を持たない議会制民主主義は一方で説明責任を負わないテクノクラシー(技術官僚による支配)、他方で感情的なポピュリズムの挟撃を受け始めています。しかしこれらはいずれも“デフォルト(国家債務不履行)”リスクという問題そのものを解決するものではないのです。それではこれを解決することの出来る、唯一の政治体制とは一体何なのか。なぜ今、「神権政治の時代」なのか。東アジア勢の中でも数少ない立憲君主主義の日本勢だからこそあり得る展開を、理論的に考察します。