2011年6月第2章 「中東動乱の行方を探る(その1)」は先月(2011年5月)19日にオバマ大統領が米国務省において行った中東情勢に関する政策演説に
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中東動乱の行方を探る(その1) 「新しい中東(The New Middle East)」という虚像
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2011年6月第2章
「中東動乱の行方を探る(その1)」は先月(2011年5月)19日にオバマ大統領が米国務省において行った中東情勢に関する政策演説について深く分析したものです。様々に「煙幕」を“演出”する中、米国勢はオバマ大統領の口を通じて、いよいよイスラエル勢との関係を事実上「清算」する意向を表明し始めた感があります。そしてこうした同盟関係の破棄にも似た事態の展開は、一体今後何をもたらすことになるのか。さらには昨年(2010年)12月より突如として始まった中東勢の“民主化”が如何なる意図、そしてビジネス・モデルを念頭に置きつつ、米国勢によって推し進められてきたのかを知るために必要な「思考の補助線」をこの論考で明確に指し示します。