ブログ - IISIA 株式会社原田武夫国際戦略情報研究所 - haradatakeo.com - Page 7

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高専が日本の未来を担う IT都市の特徴とは?(IISIA研究員レポート Vol.23)

エストニア勢は「電子国家」としてよく知られている。 エストニア勢では「e-レジデンシー」と呼ばれる制度があり、エストニア勢に居住しておらずともヴァーチャル市民の権利を取得してオンラインで会社の設立や経営が可能となっている。 コロナ禍におけるコミュニケーション・ツールとしてよく使われたオンライ... 続きを読む

2021年01月12日

掌のコンゴ ~遥かなる国と日本の意外な関係~ (IISIA研究員レポート Vol.22)

米国勢が10年ぶりにコンゴ民主共和国勢(以下、コンゴ勢)との貿易協定を復活させる(参考)。コンゴ勢は再び関税なしで米国勢に輸出できるようになる。 第二次世界大戦中に広島と長崎に投下された原爆のウランの供給源がコンゴ勢であったことはあまり知られていない。 (図表: コンゴ民主共和国) (... 続きを読む

2021年01月05日

パリ協定VS地球工学 静かなる環境マウント合戦(IISIA研究員レポート Vol.20)

気候変動に対処するためのパリ協定から5年という節目を迎え、我が国も「ゼロ排出」を宣言した裏で静かなるバトルが繰り広げられている。 「CO2削減」の「代替案」として考え出され物議を醸してきた「ソーラー・ジオエンジニアリング(太陽地球工学、solar geoengineering)」が刻々と実現に... 続きを読む

2020年12月22日

「遠隔操作マシンガン」とは何か?(IISIA研究員レポート Vol.19)

去る11月27日(テヘラン時間)、イラン勢で最も著名な核科学者モフセン・ファクリザデ(Mohsen Fakhrizadeh)がテヘラン近郊で殺害された旨報道された(参考)。 (図表:Mohsen Fakhrizadeh) (出典:Wikipedia) モフセン・ファクリザデはイラン勢の核開... 続きを読む

2020年12月15日

科学者たちの「BREXIT」問題 (IISIA研究員レポート Vol.18)

貿易とはまた異なる、もう1つのBREXIT問題がある。来る2021年を迎えようとしている英国勢の科学者たちにとって最大の問題は「ホライズン・ヨーロッパ(Horizon Europe)」に参加できるかどうかのようだ(参考)。 「ホライズン・ヨーロッパ」とは欧州(EU)全域で実施されている研究およ... 続きを読む

2020年12月08日

超音速ミサイル「ツィルコン」がもたらす未来(IISIA研究員レポート Vol.17)

ロシア勢が「ツィルコン」の試験発射を行った(参考記事)。 「ツィルコン」とは超音速ミサイルでその速度はマッハ8(時速1万キロメートル前後)以上の速度で飛行するという。ロシア勢による超音速ミサイルの試験発射は今年(2020年)に入り少なくとも3回目となる。 マッハ8というのがどのような速度... 続きを読む

2020年12月01日

タイムマシンは「香り」だった ~世界の香料市場に起こりつつある変化(IISIA研究員レポート Vol.16)

16世紀、欧州。ルネサンスそして宗教改革の嵐が起こり中世から近世へと新しい世界観が生まれた。ニコラウス・コペルニクス(Nicolaus Copernicus)が地動説を発表し、大航海時代における「冒険の時代」から「征服の時代」へと移行した頃でもある。 1815年6月18日のワーテルローの戦いで... 続きを読む

2020年11月24日

サンティアゴの風は今日も熱いか?~チリ勢の過去と未来を考える~(IISIA研究員レポート Vol.15)

チリ勢と言えばチリ勢産ワインを真っ先に思いつくだろうか。 2007年以降FTA(自由貿易協定)により段階的にワインの関税が撤廃されてきたのに伴い、2007年からの12年間で我が国のチリワイン輸入量は約4.5倍に増加した。手軽に楽しめるワインとしてスーパーやコンビニエンス・ストアでも目にすること... 続きを読む

2020年11月17日

生物多様性とビジネスとのジレンマ(IISIA研究員レポート Vol.14)

今年(2020年)秋に起こった米カリフォルニア州の山火事は過去3年間の合計を上回る被害をもたらした(参考)。 山火事は近隣の住民にとっては恐怖だが他方で焼失した森林は「生物多様性」に最も富んだ生態系を作り出す。その森林の在来種に恩恵をもたらすのだ。例えばブリティッシュ・コロンビア州(カナダ)の植生... 続きを読む

2020年11月10日

北極圏における諸国勢の「潮目」はいつになるのか(IISIA研究員レポート Vol.13)

「北極圏」にいま注目が集まっている。 北極圏では他の地域よりも急速に温暖化が進んでいる。今年(2020年)6月にはロシア勢極東の北極圏に位置するベルホヤンスク(Verkhoyansk)で史上最高気温38度を記録した。ベルホヤンスクは従来「寒極」とも呼ばれ1892年には氷点下67.7度の最低気温... 続きを読む

2020年11月03日