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原油先物からみた今後の世界経済(その1) ~我が国へのマネー流入の鍵となるか~ (IISIA研究員レポート Vol.115)
商品先物取引のうち、最も取引の多い商品の一つが原油先物であり、経済活動が活発になれば原油の需要も増加するため、世界の景気変動の影響を受けやすい商品といえる(参考)。 そこで本稿では、原油価格及び原油先物相場の動向に触れながら、今後の世界経済の見通しについて論じることとしたい。 原油先物相... 続きを読む
2023年07月11日「8月ショック」という悪夢(その2)~「ニクソン・ショック」の再来か~(IISIA研究員レポート Vol.114)
「8月ショック」が起こるとすれば、そのトリガーとなるリスクとしては様々なものが考えられる。たとえば、地政学リスクとして懸念されるのは、やはり「ウクライナ戦争」である。「ワグネルの反乱」やベラルーシ勢への戦術核搬入など、依然としてマーケットを揺るがすリスクとして大きい要素を占めている。バイデン米大統領... 続きを読む
2023年07月04日「8月ショック」という悪夢(その1)~「ニクソン・ショック」の再来か~(IISIA研究員レポート Vol.114)
本年(2023年)6月1日、米連邦議会上院は政府の債務上限の適用を一時的に停止する法案を可決し、米政府の債務不履行(デフォルト)は直前で回避された。しかし、これは同時に「利上げ」に向けた環境が整ったことも意味している。 米連邦準備制度理事会(FRB)は6月14日~15日に開催した連邦公開市場委... 続きを読む
2023年06月27日言語生成AIによる国語力低下というミスリード ~その技術的陥穽からみた言語スキルの行方~ (IISIA研究員レポート Vol.113)
今年(2023年)、我が国の企業では「ChatGPT」などの言語生成AIが続々と導入されている。たとえば、三井化学は化学素材の新たな用途を見つけ出すために「ChatGPT」を導入し、三井住友フィナンシャルグループは書類の作成などに援用することを目的に、日本マイクロソフトの協力を得て独自の言語生成AI... 続きを読む
2023年06月20日「PBR1倍問題」の先にあるもの ~レーガン政権が残した「負の遺産」からの教訓~ (IISIA研究員レポート Vol.112)
「株式市場で約60パーセントの銘柄がPBR1倍割れである」「そうした低PBR銘柄に注目が集まり、株価は反転、長期の上昇トレンドへと転じた」 これは現下の我が国マーケットの様相を表現しているようにも思えるが、実はレーガン米政権期における米国勢のマーケットの話なのである。「日本バブル」とでも言える... 続きを読む
2023年06月14日『原田武夫論文集2018-2023』堂々リリース!
今の時代に何が必要なのか。 「科学」に基づき、そして「本当の歴史」に対する正しい認識を持つためには、私たち日本人は今何を知るべきなのか。 パンデミックで全てが沈黙を余儀なくされる中、原田武夫が執筆した3編の論考を収録しております。 収録論文は下記の通りです: ... 続きを読む
2023年06月08日ポストSNSとしてのコネクト―ム ~脳科学と人工知能の止揚~ (IISIA研究員レポート Vol.111)
イーロン・マスクが経営する「Neural Link」社は、今年(2023年)5月末、米食品医薬品局から、脳インプラントの臨床試験開始の承認を受けた。同氏は、「人工知能(AI)と競争する人間」というコンセプトでプロダクトを売り込もうと画策しているとのことである(参考)。 近年、人工知能(AI)と... 続きを読む
2023年06月06日3Dプリンター市場の未来~我が国は再び市場を席巻できるか~ (IISIA研究員レポート Vol.110)
去る5月19日の東京株式市場で日経平均株価が7日続伸し、終値は3万0808円35銭と「平成バブル」崩壊後の高値を更新し、33年ぶりの高水準となった(参考)。 こうした流れは、まさにこれまで弊研究所が展開してきた分析ライン、すなわち他国勢のマーケットが急激なインフレの加速とそれに伴う金利の引き上... 続きを読む
2023年05月24日