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「突如終わる2024年夏」とその向こう側に向けて今から備える(原田武夫の”Future Predicts” Vol. 10)

「2024年の夏が終わる」―――そう書くと、多くの読者の皆さんは違和感を覚えるかもしれない。とにかく酷暑が続いている。「夏が終わるわけがない」そう皆で思い込んでいる。しかし、実際には違うのだ。時は着実に過ぎ去っており、間もなく「2024年の夏が終わる」証拠を徐々に私たちが見つけ出すことになる。

私がその筋の師に指導を受けた「時間の整理」からすれば至極自明なことだ。動物と植物、これらはお互いに相補関係にある。そして「酸素」を巡り1日の中で両者の活動が交錯する瞬間が1点だけあり、そこで定点観測(fixed-point observation)をすると実によく分かるのだ、季節の移り変わりが。そしてまた師曰く、「上げは下げのためであり、下げは上げのため」なのである。急激な気温上昇に見舞われた後には必ず「急激な気温低下」のひと時が訪れる。これもまた相補関係にあるのであって、そのことを前提にしてこそ、私たちは生き続けることが出来る。

そしたまた、今回こそは違う(This time is different.)なのである。何らの努力もしていないにもかかわらず、我が国の経済・金融アナリストたちは「我が国企業の業績は好調」と連呼し続けてきたし、また今この瞬間からもし始めている。それがあたかも私たち日本勢の努力の賜物であるかの様に聞こえるわけであるが、その実全くそうではないことを私たちは今月(2024年8月5日)前後で生じた「日本株ショック」で思い知った。弊研究所は先月(7月)あるいはその前より多くの皆様に対して「まだ有価証券をされているのですか?」と質問形ながら明確な形で「警告」を発してきた。その際、これを聞いた多くの皆様は「???」といったご様子であったが結局、この警告に「事実は追随した」というわけなのである。

「大暴落の後、外資勢が全力で日本株を購入している」―――我が国の経済・金融メディアはというと、あらためてこうしたミスリーディングなメッセージを吐き始めている。「安くなったから当然、誰かが買っているはず。だから大丈夫だ」という何とも安逸かつ無責任な言説(narrative)の展開だ。そこにまた「ハーメルンの笛吹き男」について行く無垢な子供たちよろしく、ついて行く一般の個人投資家たちの群れがはっきりと見える。そう、確かに「これまで」ならば大バーゲンセールが先日、日本株マーケットで生じたのは疑いもない事実なのであって、そこで「全力買い」すべきだったのである。だが、繰り返しになるが「今回こそは違う(This time is different.)」なのである。

この重大事については、先日(7月20日)に実施した「2024年夏・IISIAセミナー」において明確に述べておいた次第である。事の次第は単なる金融マーケットにおける自律的な動きなどといったレヴェルではもはやないのである。むしろ実態はデジタル中央銀行通貨(CBDC)への転換をベースとしたうねりが始まっているのであって、現状の法定通貨(legal tender)からこれへの大転換を遂げるためには、とにもかくにも時宜を得る形で「人智を超える重大事」と「人智を超えない世界での重大事」の2つのカテゴリーの出来事が同時多発的に地球上で発生する必要があるのだ。だから、今、一方では中東、東アジア、ウクライナで戦乱が始まり、続けられ、かつその脅威が拡大しつつあり、他方においては太陽フレアから放射されているミュー粒子の拡大が見られ、大地震やら台風やらが続発しているというわけなのだ。「とにかく暑い夏」の次には「凍えて耐えられない寒い冬」が続く。いや、それだけではない。どういうわけか山紫水明の国である我が国いおいて有機フッ素化合物で水が「飲めなくなる」時代の到来が誰の眼にも明らかになり、さらには主食のコメがスーパーの軒先から消え始めている。さらにこれに「酸素の急激な減少」といった事態が続いたらばどうなるのか・・・全くもって明らかなのである。

「進むべき道はない。しかし進まなければならない」(ルイジ・ノーノ)

こうした真の近未来における展開についてお話をすると、必ず多くの方々から次の様な反応が返って来る。「そんなことが起きるわけがない。そんなことを語るのではなく、もっと目先で稼ぐ方法を教えて欲しい。どの株が儲かるのか?どの地域の、どんな金融商品が良いのか?」

無礼極まりないコメントをさせて頂くことをあらかじめお許し願いたいのだが、これまで何度となく聞かされてきたこういった率直なご質問に触れる度に、筆者は御仁たちの哀れさを想ってならないのである。筆者、そして弊研究所がお伝えしたいのはそんなことではないのだ。そうではなく、もはや「人智を超えた世界」「人智を超えない世界」の両方において解き(ほどき)が包括的に生じる今だからこそ、まずは「御身を大切にすること」を一大事としてとらえ、最優先にして頂きたいのである。そして「元気であること」がこれほどまでに価値のあることなのかと想える事態が次々にこれからも到来するのであって、その度にそれまでの発想と行動を大きく転換することに成功した方々は、それ以外の崩れ行く方々から羨望の眼差しを受けつつ、最後はこう質問されることになるのである。

「いくらカネを払っても良いから、なぜあなたがそんなにも元気で、楽しく、幸せそうで、かつ成功していられるのかを教えてほしい」

日本株がどれだけ下がっても、我らが命には代えられないのである。そしてまたこの季節は目測による限りあと3年ほどは強烈な動きで続き、文字通り「バタバタ」と人間たちが倒れて行くことになるのである。やおら騒がれ始めた「サル痘」が大騒ぎにグローバル社会全体でなりつつあることを真正面から受け止めてほしいのである。事態はしかもここで終わりではない。

それではどうすれば良いのか?筆者が今の段階で読者の皆さんにお伝え出来ることは、「ご自身の中に流れる時間を遅くして、むしろ1秒1秒を充ちさせる様にしながら、元気であるご自身を体感しながら日々を過ごすことに全身全霊を尽くす様にすること」でしかない。どれほど金持ちになっても「命」には代えられないのである。迂遠の様に聞こえるかもしれないが、実は「このこと」について今やラスト・チャンスのタイミングで気づき、これを基軸に暮らし始めることによってのみ、バタバタと再び倒れ始める周囲からは教えを乞う声が止まなくなり、やがてはそれを真似て元気となった者たちからの御礼・褒賞が続々と飛び込んでくることにより、最初に望んでいた「カネ」「富」が飛び込んでくるのである。何のことはない、金銭的な余裕はマーケットなどではなく、自身の発想と行動の転換、そしてそこで得た知見を惜しみなく周囲の者たちに分け与えることによって得ることが出来る、というわけなのである。

繰り返し、言う。「2024年夏は間もなく終わり、その次にもっと厳しい季節がやって来る」

本当の「一大事」だけを各位には考え、行動してもらいたいと思う。未来において役割を与えられる方々の胸に、必ずこの言葉が届くことを信じて。(近未来から与えられる役割を十分認識し、そのために発想と行動を変え始めた者のところには、今回の日本株の「瓦落」であっても減ずることのない資金分配が粛々と行われ始めている。その意味で、ルールは完全かつ不可逆的に変わっており、知っている者は既にそのことを知っているのだ。全く違うルールの、民主主義などとは全く違うゲームに向けた人選は過去20年ほど続いてきたが、いよいよ「本番」が始まっている。分かる方には分かる様に「このこと」についても明記しておく。)

2024年8月17日 東京・丸の内にて

株式会社原田武夫国際戦略情報研究所 ファウンダー/代表取締役CEO

原田 武夫記す

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今回のコラム、いかがでしたでしょうか?

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