株式会社原田武夫国際戦略情報研究所

2013年1月第2章 「『イラク戦争開戦支持』を巡る外務省の弁明を検証する」は、一般に知られてはいない、我が国の外務省における意思決定過程について考察した

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日本の「構造」を明らかにする(その5) 「イラク戦争開戦支持」を巡る外務省の弁明を検証する ~直言・失われた我が国外交にとって本当に必要なものは何か~

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2013年1月第2章

「『イラク戦争開戦支持』を巡る外務省の弁明を検証する」は、一般に知られてはいない、我が国の外務省における意思決定過程について考察したものです。中東勢ではこれまで、シリア勢の「化学兵器」を巡る開戦の可能性が取り沙汰されてきました。そこで思い起こされるのが去る2003年当時、同じく「大量破壊兵器(WMD)」は存在すると“西側インテリジェンス機関”たちが主張し、それを前提に総攻撃を米英勢が仕掛けたものの、結局そのような存在を確認することが出来なかった「対イラク武力行使」のトラウマです。こうした米欧勢特有の高貴な嘘(noble lie)にみすみす乗ってしまった当時の小泉純一郎政権では何が起きていたのか。小泉総理大臣自身は何を考えていたのか。そこから導き出される本当の「改革」とは。――“デフォルト(国家債務不履行)”リスクが高まる今、徹底考察します。