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Pythonを料理するための台所。(クスノキ・プロジェクトへの招待 Vol.6)

皆さん、こんにちは。インターン生の板倉です。7月31日(木)をもって、申し込みが締め切られました。たくさんのご応募、誠にありがとうございました。本番まであと3週間ほどと考えると、時間の流れの早さを感じるとともに、皆さまとお会いできる日が近づいていることに、今からとてもワクワクしています!

前回は、Pythonの特徴について料理方法の比喩を用いて説明し、「変数・データの型・関数」といったプログラミングの骨組みについて整理しました。そして今回は、いよいよPythonを実際に動かしていこうと思います。そのために、まず必要なのがプログラミングを始める環境を選ぶことです。

Pythonを学ぶ環境として、大きく二つの選択肢があります。――Google ColabJupyter Notebookです。初心者の方には、Google Colabが非常に使いやすいため、クスノキ・プロジェクトではこのGoogle Colabを使って、皆さんと一緒にプログラミングを行っていきます。前回のブログでは、「料理」に例えてPythonの基本を紹介しましたが、今回もその比喩を使いながら、理解を深めていこうと思います。前回は料理そのものにフォーカスしましたが、今回はその料理を行う「場所」、つまり台所に注目して、Google ColabとJupyter Notebookの違いを見ていこうと思います。端的に言えば、Jupyter Notebookは皆さんのオリジナルキッチンであり、Google Colabは共同キッチンといったイメージです。Jupyter Notebookでは、調味料や調理器具、電子レンジなどの家電をすべて自分で用意して、自分好みに整え、じっくりと時間をかけて料理を始める感覚に近いです。コードの自由度が高い分、複雑なコードを実行しようとすると処理に時間がかかることがあります。そのため、ハードウェアや環境を整える必要があります。こうした準備や環境構築は、初心者にとってはハードルが高く、難しく感じることも少なくありません…一方で、Google ColabはGoogleが提供するクラウド型の共同ブラウザキッチンであり、インターネット環境さえあればどこからでもアクセスでき、書き込んだコードは自動で保存されるため、安心して作業を続けることができます。

さて、環境が整ったところで、いよいよコーディングに入っていきます!今回の目標は、デバイスの画面上に「 Hello, World! 」と画面に表示させてみよう思います。コードを選択して、print(“Hello, World!”)と入力してみましょう。このプログラムの書き方は非常にシンプルです。まず、半角小文字で「print」と入力し、続いて同じく半角で「()」を打ちます。その中に、「””」(ダブルクォーテーション)を入れることで、print(“”)が完成します。そして、この””の中に Hello, World! を入れると、print(“Hello, World!”) の完成です。これで、機械(コンピュータ)は命令を正しく理解し、実行することができます。

いかがだったでしょうか?どうしてもプログラミングを学び進めていくにつれて、内容は次第に難しくなっていきます。また、Pythonに精通する方は共感していただけるかと思うのですが、プログラミングってそう思うようにいかないのですよね。私も始めは、改行や全角・半角スペース等を間違えてエラーが発生し、うまく動かないことがあったりと躓きました。しかし、現在、プロジェクト当日に皆さんのお手伝いをするPythonマスターになれるよう、当日プログラミング講師を務めるインターン生の神野君のレクチャーを通じて学びを深めています。AIという強力な“馬”を乗りこなすための“手綱”を皆さん自身で握り、現生人類Aになることが、私たちインターン生参画プロジェクト“クスノキ・プロジェクト”の目的です。次回のブログでは、神野君がセレクトした、非常にわかりやすい、プログラミング教本を皆さんと共有したいと思います。プロジェクト当日は、弊研究所代表取締役CEO会長・原田武夫が「AIの仕組み」について直接講義を行い、プログラミング講師担当・インターン学生の神野君が実際にPythonを用いて皆さんと一緒にコードを動かしていきます。

 

 

<ブログアーカイブ―過去のクスノキブログはこちら!>

クスノキ・プロジェクトへの招待 Vol. 1 “クスノキ・プロジェクトの開始”

クスノキ・プロジェクトへの招待 Vol. 2 “AIと事業承継。”

クスノキ・プロジェクトへの招待 Vol. 3 “技能伝承・知識伝播”

クスノキ・プロジェクトへの招待 Vol. 4 “まさか私がPythonを書く日が来るなんて。”

クスノキ・プロジェクトへの招待 Vol. 5 “AIを乗りこなすための第一歩。プログラミングで押さえておくべき3つの知識。”

 

※当ブログの記述内容は弊研究所の公式見解ではなく、執筆者の個人的見解です。

業務推進ユニット社会貢献事業 板倉瑠香拝