ブログ - IISIA 株式会社原田武夫国際戦略情報研究所 - haradatakeo.com - Page 13
 

ブログ一覧

「華僑・華人ネットワーク」が織りなす世界史 〜中華圏ビジネスで成功するためのカギとは〜(IISIA研究員レポート Vol.66)

2021年も残りわずかとなる中、国際情勢においては北京冬季五輪をめぐる「外交ボイコット」による米中“角逐”が“演出”され、ロシア勢の軍事行動リスクが“喧伝”されているところで、『日本経済新聞』は去る12月19日の記事にて年末の世界の焦点を3つの「A」としてまとめている(参考)。 すなわち、その... 続きを読む

2021年12月21日

石油価格急落と円高の行く末 (IISIA研究員レポート Vol.65)

この度、我が国政府はバイデン政権の求めに応じる形で、昭和50年に成立した石油備蓄法に基づき貯蔵されてきた石油を初めて放出すると決めた。放出量は326万バレル(参考)で、米国勢の求めに応じた国家の中では5番目に多い量の放出を行う。   今回、放出された約50万klで、石油備蓄法で... 続きを読む

2021年11月30日

“ブルー“水素はどれだけグリーンなのか?(IISIA研究員レポート Vol.64)

去る11月3日、我が国では「国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)内で日本が化石賞という不名誉な賞を授与された」というニュースが広く報道された。しかし、これはミスリードな報道であり、実際はCANという環境NGOが自身のメディア・プラットフォームで「化石賞」と名付けた賞を様々な国の政策批... 続きを読む

2021年11月23日

「ロシア・ゲート」に見え隠れする米リベラル系シンクタンクの影 (IISIA研究員レポート Vol.63)

「6次の隔たり」をご存じだろうか。全ての人や物事は6ステップ以内で繋がっていて、友達の友達、またその友達と介していけば世界中の誰とでもつながることができる、という仮説である。 米国勢のあるサイトは、この仮説をとおして、米リベラル系シンクタンクであるブルッキングス研究所は「ロシア・ゲート(ロシア... 続きを読む

2021年11月16日

中国の極超音速兵器は「ゲームチェンジャー」になるのか(IISIA研究員レポート Vol.62)

去る10月下旬、米軍制服組トップであるマーク・ミリー(Mark Milley)統合参謀本部議長はブルームバーグとのインタビューにおいて、中国勢が極超音速兵器実験を実施したことを初めて公に認め、この時のコメントが物議を醸している。 ミリー氏は、この実験の実施について「我々が見たものは極超音速兵器... 続きを読む

2021年11月09日

「歴史」はオーストリア勢から変わる~またしてもそうなるのか?~ (IISIA研究員レポート Vol.61)

「歴史は欧州勢、なかんずく中欧勢から転換する」とのアノマリー(法則)は、世界史を学んでいれば自ずと認識できるのではないか。近代以降の国際秩序の基本的な枠組みが欧州勢を中心に形成されてきたことを考えれば当然の帰結であるが、他方で、現代においては、「世界の警察官」として登場した米国勢の動向や、中国勢を巡... 続きを読む

2021年11月12日

米医療保険制度という「アキレスの腱」~我が国の政策論争への影響は~ (IISIA研究員レポート Vol.60)

前回の本コラムは、今月(10月)新たに就任した岸田首相が「分配なくして次の成長なし」との方針を示したように、我が国において「分配」をめぐる政策論争がにわかに焦点となったことから、「国民皆保険制度」を中心に社会保障制度の行方について議論した。そして、今回は先進国勢の中でも「国民皆保険制度」から距離を置... 続きを読む

2021年10月26日

ジョン・ソーントンとは何者か ~米中「グローバル共同ガヴァナンス」の真相~ (IISIA研究員レポート Vol.59)

アフガニスタン勢の政府が崩壊する約一か月前にあたる2021年7月14日(北京時間)、ドイツ勢の「フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(F.A.Z.)」紙は、米欧勢が撤退するアフガニスタン勢に対して中国勢が今後コミットする旨を報道していた(参考)。まさに、当研究所がかねてより分析ラインの要諦... 続きを読む

2021年10月19日