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リガ工科大学への公式表敬訪問

先日(10月9日)、リガ工科大学へ公式表敬訪問を致しました。本表敬訪問は、IISIAのヴィジョンであるPax Japonicaの重要なエレメントの一つである「先端科学技術の社会実装」を体現すべく、進められてきました。

事実、今回表敬訪問いたしましたリガ工科大学のTālis Juhna学長はNY国連本部でお会いし、IISIA・東京大学との共同研究「四則和算」に関心を寄せられ実現しました。当日は、「四則和算」以外にも東京大学とリガ工科大学との親和性のある「下水サベ―ランス」についても包括的に意見交換がなされました。

下水サーベイランス(下水疫学調査)とは、下水中の病原性微生物を測定して、疫病の発生・流行を把握する疫学調査手法のことで、今後のパンデミックに備えた重要な研究です。下記は、実際に下水調査による推移とPCRによる推移を表したチャートです。下水調査は今後益々検証されていく分野ですが、PCR検査に比べて無症状患者や変異株の探知がしやすいと言われております。

(出典:「神奈川県相模川流域内の下水処理場における下水疫学調査に関する実証」プロジェクトP7)

こうした研究を巡り、リガ工科大学からはEUイノヴェーション会議の理事も関与しているため、これからハイレヴェルな対話へ昇華させていき、対話を進めて参ります。

<本表敬訪問の概要>
1.日時:2023年10月9日(月)11:30~12:30
2.場所:リガ工科大学 サイエンス・イノヴェーションセンター棟
3.先方:Tālis Juhna・リガ工科大学学長
     Gatis Bazbauers・同大学副学長
     Alise Pizika・同大学サイエンス・イノヴェーションセンター・ディレクター          
     Brigita Dejus・同大学シニア・リサーチャー
4.当方:岩崎州吾・株式会社原田武夫国際戦略情報研究所 国連との協力に関する特使

引き続き、Pax japonicaの実現に向け皆様へご報告いたします。

社会貢献事業担当 拝