ついにあの大企業もAI社長導入か!?時代の変遷が語ること。(クスノキ・プロジェクトへの招待Vol.7)
はじめまして。IISIAインターン生の髙橋こころです。
この度、ご縁あって10 月よりクスノキ・プロジェクトに参画いたしました。初めてのことではありますが、SNS発信を通して、少しでも皆様のお力になれるように精一杯努めてまいります。
本年、9月6日(土)東京・7日(日)大阪で開催したゴールド会員様限定のクスノキ・プロジェクトのイヴェントにご来場くださった会員の皆様におかれましては厚く御礼申し上げます。また、今回御参加が叶わなかったゴールド会員様には、ぜひ次回開催される2026年3月に、御参加賜れますならば大変有難く存じます。
このクスノキ・プロジェクトは、ゴールド会員様に対して無償の教育活動(プログラミング講座)を行い、AIを(馬のように乗りこなす)使いこなしていただくことを目的としています。これによって、技能伝承・知識伝播を可能とし、さらには会員様同士の結束力も高めていくことが出来る場だというように感じています。学びの輪をさらに発展させ、弊研究所のヴィジョンである「パックス・ジャポニカ(Pax Japonica)」の実現を皆様とともに実現することを目指しております。
今回のクスノキ・プロジェクトの第一部では、弊研究所代表取締役CEO・原田武夫より「大規模言語モデル(LLM)及び、検索拡張生成(RAG)」と題して講義を行いました。ここでは、「AIとは何か?」という問いにはじまり、現行のAI技術が開発されるまでの経緯や、その動作原理について解説をしました。
第二部では、プログラミング講師担当・インターン学生の神野より「知識伝播のためのプログラミング講座~Pythonで作る生成AIアプリ~」と題して実践型の講義を行いました。前半ではデータ分析の基礎として「回帰」「クラスタリング」を扱い、後半では生成AIを用いた検索拡張生成(RAG)のシステムを実際に構築しました。
ワークショップ終了後、御参加いただいた会員様から、「非常に満足した」・「満足した」というお声をお寄せいただいた一方で、初めてのプログラミングをされた方からは内容が難しく感じたというお声もいただきました。また、「検索拡張生成(RAG)」について、「ご自身または組織での活用にご関心はありますか?」という質問に対しては非常に多くの方々が「とても関心がある」と御答えくださいました。クスノキ・プロジェクトで得た知見をご自身で積極的に習得して活用していこうとする皆様の姿勢に深く敬服いたしました。
私は当日のワークショップの様子を後日視聴しましたが、御参加いただいた会員様同士が協力し合いながら実際にPythonを使用しながらご自身でコードを動かす姿が印象的でした。限られた時間の中で、操作や概念理解に苦難を感じた方もいらっしゃると思います。しかし、クスノキ・プロジェクトでご自身がどの操作で躓いてしまったのかを把握することも重要なことではないでしょうか。成長の場であること、そして、実際にご自身の目的達成のための手段としてこのプログラミング体験講習が意義あるものになると確信しております。
さて、早くも第一回ワークショップが終了して一カ月が経ちましたが、先日10月7、日本経済新聞の、「NTTドコモビジネス、AI社長が営業に助言 システムは外販も検討」という記事が目に留まりました。
(参考:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC030DO0T01C25A0000000/)
NTTドコモビジネス(旧NTTコミュニケーションズ)は、同社社長の会議での発言をデータ・ベースとして学習させた対話型人工知能(AI)を開発したとのことです。業務に関する相談をすると、社長の考え方を学習したAIが営業活動への助言をするというシステムのようです。
これを聞いて、先般実施したクスノキ・プロジェクトのプログラミング講座に御参加いただいたゴールド会員様におかれましては、講義終盤で作成した「松下幸之助AI」を思い出される方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ワークショップでは、同氏の名言集などを基に「経営の神様・松下幸之助」を再現した検索拡張生成(RAG)システムを構築し、作成したデータ・ベースを大規模言語モデルに接続し、経営のノウハウを受け取るという体験をしていただきました。

上記の画像はコード抜粋したものです。

上記の画像は、「あなたの経営方針を教えてください」という「問い」への回答です。
来るべき時代を見据え、生成AIを用いた知識伝播に、我が国の大企業も取り組み始めているのですね。
このクスノキ・プロジェクトは、これからAIの進歩と共に変わりゆく社会の在り方を先んじて皆様に提示し、ご自身の営みの中で役立てていただく、つまりAIを「馬のように乗りこなす」方法を一足先にマスターいただくための取り組みです。その一例が先人たちの「記憶」をデータ・ベース化し、AIを通じてそれらにアクセスすることで次世代への継承を可能にする「検索拡張生成(RAG)システム」なのです。
次回のブログでは、クスノキ・プロジェクトのワークショップに実際に参加したインターン学生の先輩にインタビューを行います!本プロジェクト参加後の感想を聞き、本プロジェクトが皆様にとって、AIというツールがどのような手段となるのか、について分析していきたいと思います。
さらに、Gen Z世代からみたAI時代との向き合い方やAIをどのように学習し意思決定に活かしているのか、について皆様にお伝えしていきたいと思います。
<お知らせです! 2025年秋・IISIAセミナーのお申込みを受付中です!まだ間に合います!>
皆様の御参加を心よりお待ち申し上げております。
開催日:2025年10月18日(土)11:00~16:00
開催場所:日本橋・三越前・東京「ベルサール東京日本橋」
詳しくはこちらのURLをご確認ください。
https://haradatakeo.com/iisia-seminar20251018
※当ブログの記述内容は弊研究所の公式見解ではなく、執筆者の個人的見解です。
株式会社原田武夫国際戦略情報研究所・インターン生 髙橋こころ拝