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ここから先で何が起きるのか?ポイントを示す (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

私たち人間は哀しいかな、「待つこと」が出来ない。なぜならば待っている間に別のことをすればもっと幸せになるのではないかと焦ってしまうからだ。しかしそれは真逆なのである。「待つこと」によってのみ熟すように世界はなっている。問題はそれを待つことが出来るか、あるいはそれが出来ないか。大きな振り分けが常に行わ... 続きを読む

2015年05月03日

カザフスタンが「第2のシリア」になる日 (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

  23日から24日まで間、カザフスタン第2の都市・アルマトイで開催されたユーラシア・ビジネス・フォラームに私は基調演説者として招かれ、出席してきた。昨年(2014年)に続き2度目の出席である。 我が国とカザフスタンとの間には直行便が未だない。そのため、トルコ・イスタンブール経... 続きを読む

2015年04月26日

日本人が知らない「ダボス会議の時代の終わり」 (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

  4月15日より米ワシントンDC入りし、16日から17日まで同地で開催された「B20」にメンバーとして出席した。B20の分科会(タスクフォース)は2月から3月にかけて議長国トルコが音頭を取る中、次々にイスタンブールで開催されたが、その後、3月後半に電話会議を実施。そして世界銀行(W... 続きを読む

2015年04月18日

金融資本主義の実相と我が国霞が関の構造的欠陥 (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

今、永田町・霞が関が激しく揺れている。中国が主導していよいよ創られつつあるアジアインフラ投資銀行への我が国の加盟を巡り、「英国が参加するという情報をなぜ事前につかめなかったのか」という安倍晋三総理大臣からの叱責と詰問が発せられたことで”犯人捜し”が始まっているからだ。文字どおりの「上や下への大騒ぎ」... 続きを読む

2015年04月12日

「古賀茂明と報ステ問題」に想うこと (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

何年か前のことだ。敬愛して止まない中堅企業の実質創業経営者である会長氏と大阪ミナミで面会している時、こう言われたことがある。 「古賀茂明ってどう思う?なんでも経産官僚OBであったようだけれども。付き合って意味があるだろうか」 会長氏は実に真面目な人物だ。「これだ」と思った本は徹底して読み... 続きを読む

2015年04月05日

「利権の時代」の終焉 (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

「これから5年の間に戦後日本で続いてきた全ての利権が崩され、入れ替わることになる。その中でどのように自分自身、動いていくべきなのか。このことをよく考えなさい」 とある人生の先達より半年前からこんなアドヴァイスを頂いている。最初は分かったようで分からないようでといった感じであったが、その後も動き... 続きを読む

2015年03月29日

いわゆる踏み上げ相場への転換と簿外資産に関する一考察 (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

「今月(3月)20~23日の期間にグローバル社会全体を揺るがすような外生的なリスク要因が大規模に炸裂することがなければ、我が国の株式マーケットはいわゆる”踏み上げ相場”へと転換することになる」―――これが20日に弊研究所が提示した分析ラインである。このコラムは22日の早朝に北海道・苫務において書いて... 続きを読む

2015年03月22日

バッカスたちの見果てぬ夢 (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

今、愛媛県・松山にある道後温泉でこのコラムを書いている。かつてふらりと立ち寄り、以後懇意にして頂いている御店が7周年を迎えるとのことであったのでお祝いに来たのである。バッカスたちの饗宴ではないが、共に祝するお客たちと共に久々に心から和やかな一時を楽しんだ。 そうした中、ここに来てしばしば聞くよ... 続きを読む

2015年03月15日

グローバル・アジェンダが創られる現場で立ち向かうには (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

「グローバル・リーダーシップ」を語る我が国の有識者は数多くいる。しかし私の眼から見るとこれらの有識者たちはいずれもそれを誤解しているように思えてならない。 「グローバル・リーダーシップ」とはグローバル・コミュニティにおいて共通の課題をグローバル・アジェンダとして設定し、その解決のために実効性の... 続きを読む

2015年03月08日

日本に戒厳令が敷かれる日 (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

こんな夢を見た。 201X年。春を迎えたある日、たまさか実家に帰り、母とくつろいでいる最中に玄関の呼び鈴が鳴った。 「誰だろう・・・」 訝しそうに年老いた母が玄関に出るとカーキ色の制服を着た若者たちが何人か立っていた。 「昼下がりに申し訳ありません。現在、65歳以上の方々に対... 続きを読む

2015年03月01日