ブログ一覧

知られざるマイクロ波の世界―殺人光線か次世代エネルギーか?(IISIA研究員レポート Vol.30)

米国勢の中央情報局(CIA)が昨年(2020年)末にマイクロ波攻撃の疑いに対処するためのタスクフォースを開始した旨“喧伝”されている(参考)。 (図表:マイクロ波を利用した多重無線通信設備) (出典:Wikipedia) マイクロ波を人体に対して照射すると不安や恐怖といった精神的症状やめま... 続きを読む

2021年03月09日

宇宙からの電波を奪え!電波望遠鏡で引き裂かれる世界 (IISIA研究員レポート Vol.29)

来る夏(2021年夏)から南半球で世界最大級の電波望遠鏡の建設が開始される。 SKA(Square Kilometre Array)プロジェクトである。「平方キロメートル配列」を意味する国際的な政府間の取り組みだ。単一の望遠鏡ではなく「配列(アレイ)」と呼ばれる望遠鏡の集合体であり、複数の大陸... 続きを読む

2021年03月02日

熱狂の仮想通貨-イーサリアムの死角-(IISIA研究員レポート Vol.28)

暗号通貨(仮想通貨)ビットコイン(BTC:Bitcoin)に続きイーサリアム(ETH:Ethereum)の価格が高騰している。 今月(2021年2月)2日に初めて1500ドル(約15万8000円)を突破してから2週間余りで2000ドル(約21万1670円)を突破した(18日朝)。 &nb... 続きを読む

2021年02月23日

コロナ特需?「精密栄養学」の個人データベース市場 (IISIA研究員レポート Vol.27)

来る2023年に「栄養学」の転機となるかもしれない大規模研究が開始されるのだという。 米国立衛生研究所(NIH)が1億5,600万ドルを費やし5年間で1万人の米国人を対象に食べ物がどのように消化されているのかを調査する。 これまで「曖昧(fuzzy)」だと言われてきた「栄養学」をより精度... 続きを読む

2021年02月16日

タバコと麻薬、そしてCOVID-19 ―パンデミック下の秘やかな攻防戦―(IISIA研究員レポート Vol.26)

昨年(2020年)以来の新型コロナウイルスによるパンデミックの中で全世界的な消費の現象が起こっている。そんな中で米国勢において消費が増加していると報じられたのが「可燃性タバコ」である。 米国勢においては新型コロナウイルスの感染拡大に伴い断続的に都市封鎖(ロック・ダウン)が敷かれる中、数十年続い... 続きを読む

2021年02月09日

議長国がイタリアなのは何故か? ~B20 Italy 2021報告~

去る1月21日にB20が正式に開幕した。B20とは「G20ビジネス・サミット」のことだ。我が国における知名度はそれほど高くはないものの主要な多国籍企業の経営トップを含むG20諸国から1,000名以上の企業コミュニティの代表が参加する。G20首脳たちが議論すべき政策提言を「産業」面から行う文字通りG2... 続きを読む

2021年02月02日

「夜を駆ける」若者たちのことを今こそ考えよ(コラム『新Pax Japonicaへの道』)

このコラムを執筆している今(2021年1月末)は未だ新型コロナウイルス撲滅のための「緊急事態宣言」が我が国において発令されている最中だ。先日も博多、名古屋と仕事で地方を巡ったが夜になると街は完全に静まり返っていた。本来ならばネオンが輝くべき繁華街も今は夜になると不気味な静けさを漂わせる一隅となっ... 続きを読む

2021年01月31日

エジプト勢の高速鉄道建設が始動 新首都は砂漠に花開くか(IISIA研究員レポート Vol.25)

エジプト勢がドイツ勢のシーメンス社との間で高速鉄道路線のためのMOUに署名した(参考)。 この高速鉄道はカイロの東の砂漠に建設中の新しい首都、そして新アラメイン、紅海のアインソフナを通る460キロメートルにわたる区間で建設が開始され、2年以内の完成が予定されている。今次鉄道建設では230米億ド... 続きを読む

2021年01月26日

スパイ大作戦「コロナ」の転身 ~地球の謎に挑む~ (IISIA研究員レポート Vol.24)

去る1995年2月24日ビル・クリントン米元大統領が大統領令に署名した。 米国勢の第一世代「写真偵察衛星(photo-reconnaissance satellites)」、コードネーム「コロナ(CORONA)」等と名付けられたシステムが収集した画像情報の機密解除の指示である。 去る19... 続きを読む

2021年01月19日

「塗る」太陽電池 ~日本人の発明が世界の救世主となるか (IISIA研究員レポート Vol.21)

菅義偉首相は去る10月26日に行われた首相就任後初めての所信就任演説で「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」と述べた(参考記事)。具体的な目標年度を設定して温室効果ガス排出ゼロを表明するのは初めてのことであった。... 続きを読む

2020年12月29日