駐日サウジアラビア王国大使館への表敬訪問
12月1日、弊研究所は午前11時より1時間にわたり駐日サウジアラビア王国大使館へ表敬訪問を行いました。当日は下記の通り、アナス・アルノワイセル参事官と多岐に渡り意見交換を行いました。
(アナス・アルノワイセル参事官との撮影)
サウジアラビア勢では2016年より石油依存体質からの脱却を目的とした包括的発展を実現するため、「サウジ・ビジョン2030」という成長戦略を推進しております。我が国との関係では新たな二国間協力の指針として、脱石油依存と雇用創出のため「サウジ・ビジョン2030」と、我が国が追求する「日本の成長戦略」のシナジーを目指し2017年に「日・サウジ・ビジョン2030」がローンチされました。
(外務省HP:岸田総理とムハンマド皇太子殿下との会談)
上述の様に多岐に渡る分野において二国間協議が政府間レヴェルで進められている中、本表敬訪問では弊研究所についての紹介を行った上で、先端科学技術による社会実装をカギとした「Pax Japonica(パックス・ジャポニカ)」について討議し、深い共感を頂きました。先端科学技術に加えて、弊研究所ではグローバル社会と共に水問題にも取り組んでおり、「第10回世界水フォーラム」にも参画しております。とりわけ水資源が少ないサウジアラビア勢では海水を淡水にする「脱塩(Desalination)技術」を始めとした水問題に関しては強い関心を持っており、我が国並びに弊研究所の水政策における活動に強い関心を示しておられました。
(Drishtikone HP:サウジアラビア国内における脱塩施設)
様々な分野における意見交換の後、アナス・アルノワイセル参事官より大使館館内をご案内頂きサウジアラビア文化に触れることができました。最後に引き続き今後も連携を深めていくことで一致致しました。弊研究所では今次中東のUAEで開催されている国連気候変動枠組条約第28 回締約国会議(COP28) に12月9日より参加致します。現地より様子をお伝えできればと考えております。
引き続き、「Pax Japonica(パックス・ジャポニカ)」の実現に向け、活動をご報告申し上げます。
社会貢献事業担当 岩崎州吾 拝