「世界を動かすエリートはなぜ、この『フレームワーク』を使うのか?」
◎なぜ今、世の中は激しく変動しているのか!?
世界はますます変転し始めています。「テロ」「為替」「デフォルト」「感染症の大流行」など、これほど多くのリスクがすさまじいスピードで私たちを取り囲んだ時代があったでしょうか。このように激しく変転する様をヴォラティリティといいます。
金融とIT、この2つに世の中のありとあらゆるものが接続されてしまったがゆえに、時間と空間という意味での「違い」「差」が徐々に消え始めています。
◎不確実な未来を予測する思考の「フレームワーク」とは!?
その結果、「今日は昨日と同じ。明日も今日と同じ」ということでは、まったくなくなっているのが現実なのです。「今日は昨日とは違う。明日も今日とはまったく違う」という新しい現実の中で、的確に備え、動くことができるかどうかが、死活問題になっています。
「何とかここで手を打たなければ我が国は大変なことになってしまう」
ある時からそう強く思った著者は、2005年に外務省を自主退職した後、研究の末に究極の思考の「フレームワーク(枠組み)」にたどり着つきました。古今東西、不安定な時代にあって危機を乗り切り、あるいはまったく新しいアイデアを発想するためのフレームワーク、それが「類推法」です。
◎究極の思考「類推法」とは、どのようなものなのか!?
類推法は、「演繹法」「帰納法」と並んで西洋においては伝統的な「論理法」のひとつで、アリストテレスの「アパゴーゲー」、パースの「アブダクション」に連なる第三の論理思考です。「演繹」と「帰納」は数学の授業で我が国でも学びますが、「類推」について学ぶ機会はまったくありません。
しかしこの類推法という「フレームワーク」こそ、実のところ世界を動かすエリートたちがありとあらゆるところで用いてきているものなのです。そしてそれを通じて、不安定な危機の時代を乗り切りつつ、まったく新しい発想をひねり出し、次の時代を築き上げてきたといえます。
著者はこの10年ほど、この類推法の研究に力を注ぐとともに、さまざまな国際場裏の現場において、この「フレームワーク」が使われていることを感じ取りました。そしてその研究成果にもとづいて企業の人財研修の現場で教育活動を行ってきた実績があります。
◎本書を読むと、何が得られるのか!?
この本はこうしたリアルタイムの問題意識と、これまでの研究・教育の成果をわかりやすく示しています。そしてそこから読者の皆さんが学び取ることのできる内容は、ますますヴォラティリティが増し、その中でいよいよブレイクスルーを求めざるをえなくなってくる我が国企業の現場では、必要なことばかりのはずです。
長く続いてきた停滞の時代を超え、動乱ではあるものの同時にチャンスの時代でもあるこれからを切り拓いていくのは間違いなく、本書で解説する「類推法」という世界標準のフレームワークを体得した、まったく新しい日本人となるでしょう。
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