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岩口研究員が連載コラムを執筆いたしました。

【信仰とビジネス 大仏と感染症対策の意外な関係】
お陰様で大好評を頂いております、弊研究所グローバル・インテリジェンス・ユニット所属の
グローバル調査コンサルタントによるリレー連載のコラム。
今回は岩口龍児のコラムを掲載させて頂きます。

神社参拝で手を合わせたり、教会のミサに参加したり・・・。私たちに身近なこうした行動のもとになるのが「信仰」です。信仰、一神教がビジネスに関係している意外な事実。あの有名な大仏は感染症対策のために作られたとされています。

・・・ぜひSNSで拡散を!!
また、各調査コンサルタントが来る4月の講演会第2部B(*非会員の方も参加できます!)にて講演を行ないます。詳しくは以下をクリック!
https://bit.ly/36vAOaU
・・・

~信じるこころ:信仰ってなに?~

今回みなさんにお伝えする話題は、ずばり「信仰」です。私の祖母、祖父、実父は僧侶の資格を持っていますが、今回お話したいことは仏教のことではなく、ビジネスにも役に立つもっと広い信仰のお話です。
信仰とは広い意味で「人やものごとを、信用・信頼すること」とされています。辞書には「一般に絶対的他者 (神、キリストに代表される人格的他者およびその他の超自然的存在、あるいは自然的存在) もしくは絶対的自己への信頼的、合一的態度…」と記載されています。

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ビジネスでも信頼関係が第一ですが、信仰は「人と神との信頼の関係」だといえます。
「ただひとつの神的存在者のみ」を認めてこれを信仰する宗教の場合、その信頼関係=信仰を「一神教」と呼びます。みなさんは、「一神教」と聞くと、どのようなイメージを持つでしょうか。「無神教」であるあなたにとって、どこか遠くの、自分とは無関係な宗教でしょうか。
ふつうユダヤ教,キリスト教,イスラム教の、3つの世界宗教が一神教の典型とされます。この3つの一神教についてご縁が無い方でも、昨年(2019年)11月にローマ教皇が来日したことは記憶に新しいと思います。また、同じく昨年末にアメリカのトランプ大統領が「ユダヤ教を単なる宗教ではなく「国籍」として解釈する大統領令に署名する」というニュースでも話題になりました。(https://www.cnn.co.jp/usa/35146717.html 「ユダヤ教を『国籍』と解釈する大統領令、トランプ氏が署名へ」)
一神教は、世界的なIT系企業の多くや、中東勢におけるイスラム金融など国際経済や金融に直結していると言っても過言ではないでしょう。なぜ人は神の存在を信じるのでしょうか?「死に対する恐怖」から逃げたいからでしょうか。神権政治の元で生活してきた人類の歴史があるからでしょうか。そして、そのような、神の存在を信じる人々を否定できるでしょうか。新型肺炎の世界的な感染拡大が続いていますが、我が国の歴史において、奈良の大仏が作られた理由も感染症対策だったとする説があります。(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/column33.html 「IDESコラム vol. 33「大仏は感染症対策?」)
「信仰は私たちの生活と無縁ではない」という話でした。

グローバル・インテリジェンス・ユニット
岩口 龍児 記す

●出典:Wikipedia/山岳信仰
図表1:(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%B2%B3%E4%BF%A1%E4%BB%B0

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