2013年に訪れる「ピーク・ガス」という伏兵
知られざる資源の世界(その7) 2013年に訪れる「ピーク・ガス」という伏兵 ~「福島第1原子力発電所被災」後の“新しい現実”を考える~
「第1章 知られざる資源の世界」ではいわゆる“ピーク・ガス(Peak gas)”の問題を取り扱います。石油の需給バランスが崩れ始める“ピーク・オイル(Peak oil)”が語られることはしばしばあります。しかし天然ガスとの関係でも同様のことが語られ、しかも「2013年」が危機の年とあらかじめ語られていることを読者の皆さんは御存じでしょうか。福島第1原子力発電所からの放射性物質の拡散という“新しい現実”によって原子力セクターが(まずは)「退場気味」になった今だからこそ、エネルギーの世界の「今」を探る論考です。