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“越境する拷問”という負のグローバリゼーション

中東動乱の行方を探る(その8) “越境する拷問”という負のグローバリゼーション ~なぜ公然と国際的な人権侵害がアメリカ主導で行われてきたのか~

「“越境する拷問”という負のグローバリゼーション」では“負のグローバル化”の象徴である「拷問(torture)」の越境化について考えます。一般にグローバル化には「光と陰」があると言われますが、そこでたいていの場合において念頭に置かれているのはあくまでもマーケットとその周辺にある社会の各セクターにおける現象だけです。しかし米欧勢は中東勢や北アフリカ勢、さらには東南アジア勢をも巻き込む形で異教徒に対する「拷問」をグローバル化させていたという驚愕の実態がこの度明らかにされました。その理由は何なのか。またこのことがもたらす我が国の将来に対するインパクトは何なのか。いわゆる「人権問題」という枠組みを超えて、グローバル社会の功罪を考えます。

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