シベリアに消えたロマノフ朝の金塊を求めて
新・世界秩序を探る(その7) シベリアに消えたロマノフ朝の金塊を求めて ~我が国によって「強奪」された金塊と北方領土問題を巡るあり得べき帰結~
「シベリアに消えたロマノフ朝の金塊を求めて」は我が国による旧・満洲(現・中国東北部)進出の先駆けとなったシベリア出兵を巡る謎に迫ります。私たち日本勢にとってこの出来事は歴史の教科書に記されているだけのことのように思えます。しかしこれを単に軍国主義とは何だったのかという角度からではなく、マーケットの視点、とりわけ「ロマノフ朝が保有していた金(ゴールド)の強奪」という観点から見た時、そこで何が本当の狙いであったのかが浮かび上がってきます。争奪戦におけるターゲットとなった通称「白い金(white gold)」とは一体何なのか。旧日本軍は何を画策し、どのように動いたのか。さらにはこのことが持つ、現代の「北方領土問題」、さらには「天然資源問題」へのインプリケーションとは? 壮大なスケールで日ロ関係の真実を描き出します。