「防衛関連企業」の構図

第1章「「防衛関連企業」の構図」

「『防衛関連企業』の構図」はいわゆる防衛関連企業と株式マーケットの関係について描いたものです。これまであからさまに語ることが禁忌されてきた感が拭えない防衛関連セクター。しかし第2次安倍晋三政権になってから「武器輸出三原則」が緩和され、さらには集団的自衛権の行使を巡り憲法解釈が大幅に変更されることを通じ、状況が一新されたことも事実です。「軍事セクターへの投資は倫理上、問題がある」と忌避する向きもマーケットでは少なくありませんが、最終的にいかなるスタンスをとるにせよ、まずは我が国において「防衛関連企業」とは一体どういった企業を指しており、かつそのマーケットにおける評価は如何なるものであるのかを事実として知ることは決して無意味ではないと考えます。知られざる「国防とマーケットの間」の世界へと皆様を誘います。