「赤いマネー」に群がった謎の紳士たち

第2章「「赤いマネー」に群がった謎の紳士たち」

「『赤いマネー』に群がった謎の紳士たち」は旧ソ連から流れ出た“赤いマネー”が我が国のどこに流れ込んだのかについて考究するものです。今となっては「歴史」になってしまった旧ソ連。しかしかつて存在していたこの大国は我が国の政治に資金注入という形で密接不可分な形で関わっていたのでした。そうしたことがなぜ可能であったのか。さらには与野党を問わずどのような「要求」「議論」を旧ソ連に対して行っていたのか。もっといえば日露間に依然として横たわっている「北方領土問題」と、かつての日ソ間におけるマネーを巡るやりとりは本当に関わり合いがなかったのか。知られざる“赤いマネー”とその周辺の全貌を振り返ります。