研究員・岩口龍児のコラムを掲載させて頂きます
【テレワークとSlack】
お陰様で大好評を頂いております、弊研究所グローバル・インテリジェンス・ユニット所属のグローバル調査コンサルタントによるリレー連載のコラム。
今回は岩口龍児のコラムを掲載させて頂きます。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い在宅勤務を含むテレワークを導入する企業が増えています。チャット・ツールやビデオ会議導入による働き方改革の流れは今後も進むでしょう。便利なツールが次々と登場していますがビジネスの基本は人。今回はテレワークについて考えてみます。
下記よりどうぞご笑覧下さい。
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【テレワークとSlack】
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い在宅勤務を含むテレワークを導入する企業が増加しています。チャット・ツールやビデオ会議導入による働き方改革の流れは今後も進むでしょう。
チャットルームとして最近注目されているのはSlackです。去る27日も「Slack、同時接続ユーザー数が10日で200万人増」というニュースが“喧伝”されていました。
Slackはスチュワート・バターフィールド氏によって開発されたチームコミュニケーションツールでSlackという名称は“Searchable Log of All Conversation and Knowledge”の頭文字に由来しています。
2013年8月にアメリカでリリース。2018年6月には世界100か国以上でDAUが800万を突破。DAUとはSNSをはじめとするソーシャル・メディアやソーシャル・アプリなどにおいて1日にサービスを利用したユーザー(アクティブ・ユーザー)数のことです。我が国でもすでに50万人以上が毎日利用しているのです。
革命的なチャット・ツールと“喧伝”されているSlackの機能は以下の通りです。
• チームでも1対1でもリアルタイムでコミュニケーションできる
• 過去のやりとりを保存でき検索も簡単
• パソコン、スマホ、タブレットなど閲覧環境を選ばず使える
多機能なSlackですが導入すれば仕事は間違いなく楽になるかもしれません。テレワークが私たちの生活に与える心理的影響は今後の研究に期待したいですが他方で、面と向かってのコミュニケーションは五感をフルに使い実は無意識のうちにたくさんの情報や感情をやりとりしています。
チャット・ツールで文字やスタンプのみに限定されるとやりとりできる情報は質・量ともに限定されます。どこにいても仕事ができると歓迎される一方で懸念されるのは意思疎通が不十分になることによる誤解に基づくビジネスへのネガティヴ・インパクトではないでしょうか。
我が国で今後益々増加するであろうテレワーク。コミュニケーション・ツールとビジネス・ツールの両面からこのSlackの使用法を模索していく必要があるかもしれません。
グローバル・インテリジェンス・ユニット
岩口 龍児 記す
●出典:いらすとや
図表1:
(https://www.irasutoya.com/2018/10/blog-post_210.html)